DV-800AV チューンナップ

パイオニアの中級DVDプレーヤー DV-800AV を購入、チューンナップに取り組みました。

何をいまさらのDVDプレーヤーではありますが、重要なポイントが2点あります。
1.SACDマルチ音声をHDMI出力する
2.リージョンフリーを可能とするファームウェアーが入手可能

最近メーカーはSACDに不熱心のようで、特にマルチチャンネル音声はそんな規格あったけ、と言わんばかりのひどい状況。高級機でも2chのみという機種ばかりになってきた。
そこで本機の登場。

でも電源インレットはしっかりしているようでもアースのない2P。天板は薄い鉄板で叩けばボヨンと安っぽく響く。
まずは3Pのインレットを買ってきて付け替える。

アースはアナログ音声基盤から落としてみた。実際にはシャーシや電源基盤、アナログ映像基盤のアースも導通している。

天板にはホームセンターから買ってきた 5 mm 厚のゴム板を貼る。一面が粘着面になっている好都合のゴム板が売っている。右側面のゴムが短いのは、張っていない部分に電源基盤の電磁シールドカバーがかかるから。こんな簡単なことで天板はずっしり重くなり、叩いてもボソッと鈍い音になる。
もっとも買って一度も鳴らさないうちに改造してしまったので、前後の聴き比べはなしの完全な自己満足の世界です。

組み直して3P電源ケーブルをつなぎ、動作確認。フツーに動作している。
ところでセリフを空で言える程良くみたこの The Matrix、実は最初に購入したのは米国版でした。DVD普及期の当時、映画DVDの日本発売は米国より1年遅れでした。我が家には他にもリージョン1のディスクがたくさんあり、リージョンフリー再生環境は必須です。

米国版の方は当然吐き出されます。

ここでリージョンフリーのファームウェアの出番です。
こちらを真似してやってみました。以下、作業中の画面のキャプチャです。
まずこちらからファムウェアーを入手。DV-800AV/-LX50/-58AV の Multiregion というのをダウンロードしCD-RWに焼く。CDのボリューム名は PIONEER とする。

このディスクを入れるとシステムがファームウェアを認識する。リモコンのプレイボタンを押して作業スタート。ところで PIONEER というボリュームラベルの全然関係のないデータディスクをいれたらどうなるんだろう。って、当然署名がはいっているんだろうな。

ファームウェアの読み込み。

ファームウェアの書き換え。

このあとディスクトレイが飛び出してフリーズしたように見える。上の画面が暗転したらディスクを除き、電源を長押しして強制終了する。

次に電源を入れるとフツーに初期設定画面が現れるので設定を済ませる。

初期設定メニュー終了。ここが肝心。ここでリモコンの決定ボタンを長押しして強制終了する。

リージョンフリーとなった。

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