2005年3月13日

合掌

今晩は、「王の帰還」の特典に収められていた若き映画監督キャメロン・ダンカンについてのコンテンツを見ました。
彼は、ある日ソフトボールの準備運動中に膝にしこりを見つけ、医者にみせたところ、骨肉腫と診断されました。
そして科学治療を受け、一時は引きました。彼は子供の頃からさまざまな映画を撮っていました。そしてある時、ピーター・ジャクソン監督と出会いました。
彼は臓器移植のCMを制作しようとしていましたが、またガンが再発しました。しかし、そのCMは完成させました。そのCMで彼は、ドナーをヒーローとして扱いました。その後彼は、科学治療に苦しみながら、「ストライク・ゾーン」を制作しました。
彼は「王の帰還」の撮影現場にも赴き、さまざまなキャストやスタッフと知り合いました。
しかし彼は、「王の帰還」の完成を見ることなく、この世を去りました。
この話を聞いたうえで「Into the West」を聴くと、また違って聞こえます。
ここに若き天才映画監督キャメロン・ダンカンの功績を称え、敬意を表すとともにご冥福を祈ります。

 ガラスの海
  船が去ってゆく
   英雄を乗せて

コメント(3)

翼竜写真館でもご冥福を祈り写真を捧げましたダス。

本当に若くて才能溢れる人が・・と思うと心が痛みます。しかし何故あそこまで真っ直ぐに自分の余命と向き合う事ができたのでしょうかね。それと共にあのようなコーナーを作ったPJ監督の優しさに感動しました。しかし彼の短編はとても良く出来ていましたね。合掌。

科学治療→化学療法
chemotherapy の訳語です。

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