自然栽培は厳しい

スリランカが破綻しました。原因の一つに、農業は有機のみとし、農薬と化成肥料の輸入を禁じたことが挙げられています。化成肥料の輸入は禁止で、一方有機肥料は殆ど用意できなかったそうです。つまり無農薬、無肥料を強いられ、収穫が激減した訳ですね。
あれ、無農薬、無肥料ってどこかで聞いたような… そう、自然栽培がやっていることです。写真は固定種のトマトです。昨年までは店でF1の商品を買っていましたが、今年は固定種の苗が入手できたので、無農薬、無肥料で栽培しました。結果樹は全然育ちません。実も今まで経験のないような少なさです。

トウモロコシはいくらも育たないうちに出穂してきてしまいました。結実は絶望的です。これはポット苗の発芽に失敗して定植が遅くなったのも大きな要因です。

オクラもこの時期でこんなに小さい。

大豆だけは何とかなりそうです。

無農薬、無肥料で行う自然栽培は非常に厳しいことを思い知らされています。トマトもトウモロコシもオクラも、施肥すれば随分違う結果になっていたと思います。肥料というものがいかに大発明であるかを痛感させられます。肥料の発明が、人口の増加を許し、文明の発達を助けてきたことは間違いありません。無農薬、無肥料を貫くなら、せめて適切な時期に播種、定植を行っていかないとだめなんですね。

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