キリストの墓

青森県三戸郡新郷村にあるキリストの墓を訪ねました。戸来(へらい)という地名は今は字(あざ)として残っています。この地は古来偉い殿様の墓であるとして、沢口家が代々墓を祀ってきたのでした。
竹内宿禰の子孫の養子に入ったとされる竹内巨麿が、明治33年茨木に皇祖皇太神宮天津教を開きました。昭和10年この地を訪れた竹内巨麿は、「ここだ、ここだ」と言い、「十来塚」と名付けるよう村長に言い渡しました。竹内文書によれば、日本に渡ったイスキリス・クリスマスは後に十来太郎天空坊と呼ばれたそうで す。
ここが微妙なんですが、竹内巨麿はイスキリス・クリスマスとか十来太郎天空坊と言っているけれど必ずしもキリストとは言っていない。これをキリストとして世に知らしめたのは昭和13年に「光は東方から」という本を出版した山根キクという人です。

こちらはイスキリスの身代わりに磔刑に処されたとされる弟のイスキリの墓だそうです。奥にキリストの里伝承館という資料館が見えています。

駐日イスラエル大使の名前も入った碑文がありました。

竹内巨麿は墓から数キロ離れた大石神山を訪れ、やはり「ここだ、ここだ」と言い、ここに「統来紡神」という標識を立てよと村長に言い渡しました。村長災難というか、一体竹内巨麿センセー何様のつもりなんでしょうねえ。でも村人も知らないような石の遺跡がありました。今では村ではピラミッドということになっています。

しかしこれだけキリストを村おこしのネタにしておきながら、地元のお土産屋みたいなところを覗いてみても、キリスト饅頭だのキリストグッズが一つも置いていないんですねえ。なんだこりゃあ、アハハァとやりたいところが意外というかもう拍子抜け。もう諦めてドコノ森の方をウロウロしていたら、ありました!こう来なくっちゃあ。
ちょっと入るのに勇気がいるのですが。ってか開いてんのかなあ。

勇気を出して店に入り、店の爺さんに尋ねると、ありました。これがキリスト餅!爺さんお薦めのこのエゴマ風味がなかなかいけましたぞ。ツレアイは爺さんの言うことが半分くらいしかわからなかったそうです。おかしいなあ。管理人は 100 % 分かったんだが。

奥の棚には怪しい瓶詰がずらり。いいなあ。この店、キリストの村で一番ウケたかも。
栃蜜を買って帰りました。

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