LINN KLIMAX って…

久しぶりにクリアーサウンド イマイに行ってきました。お目当ては LINN Products 勉強会です。
今回の趣旨はCDまんまの音とリッピングして KLIMAX DS で鳴らした音の聴き比べです。まず、プレーヤー、アンプ、スピーカーの基本グレードが凄すぎていずれもウチとは比較にならない。よってCDプレーヤーと KLIMAX の違いはそ
の先のほんの僅差です。でも KLIMAX は明らかに何か音を造っているな、と感じられました。
さて本題。UPnP なり DLNA という方式は、Twonky Server / foobar2000 での経験では楽曲データが全てサーバーからタブレットや iPhone のコントロールポイントを経由して無線でレンダラー(プレーヤー)に転送されているようです。不経済なデータ通信で、いかにもデータが劣化しそうです。Airplay も多分同じ。UPnPよりも MPD の方が優れていると思う大きなポイントです。foobar2000 でもリモコンせずに foobar2000 のPCを直接操作すれば良いのですが。
ところでこの KLIMAX DS。今日はメーカーの方とお話できたのですが、このシステムではプレーヤーとサーバー間で直接データ転送をしているそうです。サーバーとリモコンにプレーヤーがあって、一見コントロールポイント経由のデータ転送と同じように見えますが(アテクシはそのように思っていました)実は違ったのです。だいぶ想像も交えてですがこんな感じ。

これならギャップレス再生もそれほど問題ないわけですね。DLNA 対応ではギャップレス再生対応不可と言ってはばからない国産メーカーは恥知らずと思っていますが、今度 MARANZ も似たようなことをするのでしょうか。
専用リモコンソフト Kinsky は独自プロトコルで KLIMAX と通信していると思われます。LINN KLIMAX を汎用コントロールポイントのソフトで操作すると、上図左と同様の無駄な無線トラフィックを発生する可能性があります(未確認)。
それから LINN の今後の DSD 対応について尋ねてみると、対応の予定はないとのことでした。理由として次のような点を挙げられました。
1.DSD 信号処理は望ましくない高周波ノイズを発する
2.D/Aコンバーターで直接処理できない(それは違うと思いますがね)
3.リニアPCMと異なり信号の加工ができない
3にはとても合点がいきました。LINN KLIMAX の高音質は良く言われるドライブメカ由来のノイズやジッタの排除よりも、きっと積極的に音作りをしているのですよ。動画で言えばSD画像から作る超解像みたいな。

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