
京都府八幡市の石清水八幡宮です。男山山頂にあり、旧称は男山八幡宮。祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)、息長帯比賣命(おきながたらしひめのみこと)、そして比咩大神(ひめおおかみ)です。貞観元(859)年、南都大安寺の僧・行教和尚が豊前国宇佐八幡宮にこもり八幡大神様の「吾れ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」との御託宣を受けて、翌年4月3日に御遷座されたとされています。

こちらが本殿。雨が酷い。写真はケータイだけ。

今では事実上こちらが総本宮で、とても豪華な社殿です。雨でゆっくり見られなかったのが残念。
御託宣を受け御遷座というけれど勿論背景には政治が絡んでいます。来てみると分かりますが、ここ男山は木津川・宇治川・桂川の三川が合流し淀川となる地点を挟んで天王山と対峙する位置にあり、大和・宇治・山城・難波間の水運の要所。この地を押さえる者が国の経済の支配者であったと思います。


コメント
[…] 10年前に石清水八幡宮を訪れています。貞観元年に八幡大神は石清水八幡宮に御遷座されたことになっていますが、管理人と致しましては今もこちらが総本宮としたいです。八幡宮ですから主祭神は八幡神こと誉田別尊と思っておりましたが、これも祀られかたを見ていると本当は比売大神が主祭神に見えますよね。じゃあ比売大神って誰?謎は深まります。もっともらしい誉田別尊降臨の縁起以前から祀られていた神様でしょうか。謎なもんだから、比売大神とは卑弥呼だ、瀬織津姫だとか好きなことを言う輩がいるようです。 […]