2005年11月アーカイブ

明日は休みの日の月

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今日の晩に窓から撮った写真です。今日は授業参観だったので休みは明日からなのでこのような題名にしました。窓の汚れが写っていますが窓がとても高い位置にあって掃除しようにもできないので仕方ないのでご了承ください。

※今日のお話※
ガルム放浪記 第一話 出逢い
前作ガルムの旅は話の収集がつかなくなったのでもう一回お話を初めから考え直しました。エラちゃんは小説家じゃないから最初っからいい作品は作れませんからね。ま、キャラクターや内容は前と似たようなものですが。ちなみに題名が「ガルム放浪記」に変わりましたがこれは仮タイトルのような物なので途中で変わるかもしれません。(テレビ番組じゃないよ)
 あの日だった。私があの不思議な少年に逢ったのは。
最近いやなニュースがある。それは若い女の子が何者かによって殺害される事件が相次いで起こっているのだ。必ず斬殺されている。警察は同一人物の犯行と見て調査をしているそうだ。もう隣の街までその事件の魔の手が忍び寄っていた。学校でも集団で帰ることが呼びかけられていた。
「怖くない?鳶の斬殺鬼だって。」
山崎赤音(やまざきあかね)が言った。今は下校中だ。私は増田由紀(ますだゆき)。この人口が少ない小さな村の中学校の二年生で十四歳だ。
「なんで鳶と一緒に消えるんですかね。」
霧島美紀(きりしまみき)が言う。彼女は言葉使いが丁寧だ。
「鳶と一緒に消えるというよりは鳶はいるけど斬殺魔はいないって感じだと思うよ。」
私が言った。と、その時、暗闇から(もう十一月なのであたりはすっかり暗かった)ナイフを持った手が振り下ろされた。街灯の光を受けナイフが光る。
「ぎゃー!」
明らかに私を狙っていた。足がすくんで動けなかった。すんでのところで赤音が私の襟をひっつかんでぐいっと後ろに引っ張ってくれた。私はよろけて後ろに倒れてしまった。だがよけきれずに右の上腕にナイフがかっすった。少し深い傷だった。激痛が走った。血がにじむ。
「うまくよけたなあお嬢さん。」
 そんな事を言いながら横向きにナイフで斬ろうとした。赤音にしがみつきながらあわててよける。体勢を立て直す暇もない。
 その人は茶髪の痩せた若い男の人だった。目がくらみそうな美貌で高校か大学生ぐらいの歳に見えるが今の私には不気味な冷笑を浮かべた恐ろしい殺人鬼にしか見えなかった。黒真珠のように黒い目をしていて黒い長ズボンに青紫色のポロシャツの上から茶色いシャツ形の上着を着ていた。
 その人がまた斬りつけようとしたその時ナイフを持った手を後ろから誰かが掴んだ。私達と同じ位の歳の少年だった。クリーム色の長ズボンにねずみ色のTシャツの上から黒いジャケットを着ている。目は光るような銀色をしていた。黒髪で、整った精悍な顔つきをしていた。
 少年はナイフを持っている右手を右手で押さえて右足で相手の腹を殴った。茶髪の人はたまらず腹をおさえて後ずさりした。だがその表情にはどこか余裕がある。少年は相手を警戒して睨み身構えたままだった。
「おととい来いよ斬殺鬼さん。これ以上勝手にさせねえぞ。」
少年が言った。斬殺鬼と呼ばれた茶髪の人は悔しそうな顔をして
「俺は一度狙った獲物は逃がさない。お前は知ってるだろ。」
と捨てゼリフをはいて突然姿を消し、姿を消した場所から鳶が飛び立った。あのナイフはどこにもなかった。私は呆然と見ていたが腕の痛みで現実に引き戻された。
「うぅ、痛・・・。」
私は呟いた。
「由紀大丈夫?うわ!怪我してるよ。」
赤音が興奮を抑えきれない様子で言った。
「出血がひどいですよ。」
美紀が言ったとおりだくだくと血が出て制服(由紀の学校では女子はセーラー服、男子はがくらん)が血でぬれていた。
「ありがとう、あなた誰?」
私はあの少年に訊ねた。
「ガルムだ。」
短く答えた。
「ガル・・ムって名前なの?」
赤音が訊ねた。ガルムと名乗った少年はうなずいた。彼はこんな事が起きても冷静沈着で怖くもなんとも思っていないようだ。
「大丈夫だったんですか?」
美紀が言った。
「俺よりそいつはどうなんだ。」
ガルムが言った。
「怪我しちゃった。」
私はそう答えた。
「早く家に帰れよ。怪我してることだし。」
その後美紀と赤音、ガルムは家まで一緒に帰ってくれた。家に着くと母は私の切り傷を見てかなり驚いた。私は今まであった事を話し、このことは駐在所に(学校にも)知らされた。ガルムは自分は旅人だと私と母に話した。そして、私を襲った人が鳶の斬殺鬼と同一人物である事も。ガルムはどこかに消えてしまった。
ガルムには口で言えないほど感謝している。それにしてもガルムは一体どこの誰なのだろうか。私はガルムが自分の運命になにか深い関わりがあるのでは、と感じた。なぜだか分からないが。
<解説>
物騒な世の中ですねえ。

私はエステルとメレスの写真を見ていて悲しい事実に気付いてしまいました。それは、エステルの写真よりメレスの写真の方がたくさんあるのです。そりゃあ、メレスの方が白くてかわいいかもしれないけどエステルは・・・・。

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エス:どーせ私はグレーですよ!

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エス:どーせ私は地味ですよ!

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エス:どーせ私よりメレスの方が白くてかわいいですよ!

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白くてかわいいメレス。

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エス:どーせ私は!・・・・

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エス:どーせ私は!・・・・

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という訳でエステル美鳥ショット。

輝く空

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おー!きれいだなあ。(自画自賛・・・)いつか撮った写真です。雲の後ろに太陽があったのでしょうか。だいぶ前撮ったから覚えてません。

※今日のお話※
 ガルムの旅 第六話
さて、その頃由紀ちゃんはどうしているのでしょうか。由紀のナレーションの話です。
 私はガルムが旅立ってから約一週間経った土曜日美紀と赤音と一緒に公民館で遊んでいた。公民館を出て歩いていた。三人で話をしながら。
「こうやって遊ぶの久しぶりだね。」
赤音が言った。
「小学生の頃よく遊んだけど。」
私が言う。人通りが少ない山の農道だ。前の方に誰かが立っていた。道の真ん中に堂々と。(豪快な奴だ)女の子だ。私たちと年は同じくらいだろう。黄色いコートを着ている。髪型はポニーテールだ。
「すみませんがどいてもらえますか?」
美紀が丁重にお願いした。この村の子じゃないとすぐわかった。その子はゆっくりと顔をあげた。黙って端により、歩き出した。私たちは距離をおいて後ろを歩いた。私はその子に口で言えない何かを感じた。
「ねえ、あの子に何かかんじない?」
「へ?」
赤音が首を傾げた。
「何も感じませんけど。由紀ちゃんは何か感じるんですか?」
「・・・・・うん・・・。」
小さな声で私は答えた。その子は大きな木の前で立ち止まった。私はなぜか一緒に立ち止まった。
「由紀?どうかしたの?」
「なんとなく。ていうか勝手に止まったような。」
そうか答えた。その子が木の上に入る誰かに言った。ただし、由紀たちには聞こえない。
「彼女をみつけたよ。」
木にはKと刺繍がしてある野球帽をかぶり髪は銀色の男の子がいた。年は彼も由紀やあの女の子と同じに見える。紺色の彼が着るのにはやや大きいベストを着ていた。ベストの下に着ている黒い服は三つか四つ位のベルトで袖をつなげてあった。その下には白い服を着ていてなぜか胸のあたりが赤い物で染まっていた。黒い半ズボンをはいている。
「どうするんだい、シア。ここで足止めしても仕方ないんじゃないの。」
彼女はシアと呼ばれているらしい。
「あとで彼女の後を追って家をつきとめるしかなさそうだね。」
そう言ってシアは大きな木の近くの下へ降りる道を行った。由紀たちに見えない所まで行くと立ち止まった。あの男の子は木の茂みに隠れた。もちろん彼の存在にシア以外の者は気づいていない。
「何だったんだろう。ガルムは行っちゃったんだよね。」
「うん。どこに行くのかは知らないけど。」
あの大きな木のそばを何も知らないで通り過ぎた。茂みに男の子がいるなんて知る由もない。由紀たちが通り過ぎた後、男の子が出てきた。
「もういいよ、シア。」
シアが戻ってきた。
「今更言うけど久しぶりだね、ケルベロス。」
「こっちこそ、シア。」
遅い挨拶をした。あの男の子はケルベロスと呼ばれているらしい。ケルベロスはだれも見ていないのを確認し野球帽をとった。頭の上には銀色の毛が生えた犬の立ち耳がついていた。シアも暑苦しいコートを脱いだ。背中にはこうもりのような翼と、先が矢印のようになった尻尾が生えていた。明らかに闇の世界の生き物の血が混じっている。ケルベロスの手には黒い鋭いかぎ爪がついていた。
「連れて来いって言われてんだって、シア?」
「うん、サイラリンデから。増田由紀って名前らしい。でも、もう知り合ってるんならガルムが連れてこればいいのになんであたし達がこんな事しなきゃならいないの?」
「さあ。」
二人はその日の夕方由紀のあとをつけて家を探し出した。相手に気づかれないことにかけては二人とも優れているらしい。
 その晩、由紀はベットに入り少したった時、囁くような声を聞いた。
「由紀・・・・」
囁き声だ。怖くなった。幽霊でも居るのだろうか。
「由紀・・・・由紀・・・・」
耳元で囁いてきた。怖くて動けなかった。が、なぜか声のする方に行ってみたい気がした。何の理由のなく。その気持ちはどんどん強くなりついにベットから出た。私は声のする方へすたすたと歩いていった。食卓についた。見覚えのない紙があった。私はそれを見た。
「由紀、聞こえるか。」
懐かしい声がした。
「ガルム!」
おもわず叫んだ。
「いまその紙をとおしてテレパシーで話してる。実は訳があってお前に会いたいんだ。いつなら会える?できる限り早い方がいい。」
「明日休みだから会えると思うよ。」
「なら明日会おう。おれの友達のケルベロスに迎えに来させていいか?」
「いいけどどんな人なの?」
「銀髪で頭の上に犬の立ち耳がついてるんた。人間界では耳は隠してるけどな。会えばすぐわかる。いいな。」
「うん、でも何時どこで会えばいいの?」
「その紙に書かれる通りだ。じゃあ、また明日。」
「え、書いたってどこに、ちょっと・・・きれちゃったな。あ。」
紙に書いてあった。会う時間と場所が。
 その頃闇の世界では、
「ふう、テレパシーで誘惑するってきついよ。」
シアがこぼした。彼女は火の悪魔の父と人間の母の間に生まれた娘だ。ちなみにケルベロスは完全な犬の妖怪だ。
「ご苦労さん。」
りんごをかじりながらケルベロスが言った。
「りんご好きねえ、ケル。」(ケルはケルベロスの愛称)
サイラリンデが言った。
「連れてくるってのは無理だったかもな。」
ガルムもいる。このシアとガルムとサイラリンデとケルベロスの旅人達は友達同士だ。顔を合わせるのは滅多にない。
「誘拐するわけにはいかないでしょ。」
シアが言った。由紀はじきに己の力に気づくだろう。闇の世界の者と接触したのなら眠っていた力が呼び覚まされる。
<解説>
これでキャラクターはそろいました。

車の中からの夕暮れ

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これは見ての通り夕暮れです。(見れば分かるって何回も言ってるのに・・・)虹と夜景と同じように父の同窓会の時に撮りました。題名どおり車の中から撮りました。それではお話の方へ。

※今日のお話※
 ガルムの旅 第5話親友へ会いに
再びNEWキャラクターが登場します。彼女の登場がメインです。(のつもりです)
 由紀と別れた次の日の朝、ガルムは昨晩悩んだ末に決めた場所に行く事にした。由紀に感じた妙な力が気になった。彼女(由紀や赤音の事ではありません)に相談すれば何か分かるかもしれない。その読者諸君はまだ知らない彼女というのはガルムの親友だ。簡単な携帯食料の食事を終えて出発した。
 まず、ずっと隠しておいたバイクを取りに行った。由紀に初めに会う少し前に茂みに隠したのだ。バイクの汚れを払って壊れたりしていないか確認した。そして静かな人里離れた山の中で遠慮なく騒音をたてて目的地につながる場所に大急ぎで行った。
 日がだいぶ高くなった頃目的地へつながる場所についた。
「間に合った。」
ガルムはぼそっと呟いた。まもなく水色の小さな光の粒が一つ現れた。それは一気に大きくなり人が通れる位の大きな円になった。不思議な空間だ。それはワームホールといって闇の世界と人間界をつなぐ空間だ。時間経過は闇の世界も人間界も同じだ。ガルムはワームホールに入っていった。
 闇の中にいくつもの星が瞬き荒地が広がっていた。草は生えておらずぽつんぽつんと枯れ木が立っていた。岩もある。ガルムはある人物を探して枯れた枝のアーチをくぐった。その先は全く別世界だった。ただし、そこも暗かった。森の中に小道があった。ガルムはそこをバイクで走った。ガルムが会いたがっている人物は木の上で熟睡中だった。
「おい、サイ、起きろ。」
サイと呼ばれた人物は安眠を邪魔されて不機嫌な様子だったがガルムの姿を見ると機嫌をなおしたようだった。
「久しぶりね、ガルム。」
「やあ、サイラリンデ。」
サイラリンデという名前らしい。木から降りてきた。その人は見るからに陰気だった。見た目はとても美人な若い女性という感じだが肌は人間と思えないほど白かった。(人間じゃないけど)その白さはかえって不自然だった。生きている人間ならここまで肌が白かったりはしないだろう。髪は長くて黒く、しばってあった。額には暗い赤色の透き通った宝石のような石が埋め込まれていた。(はずす事はできません)彼女は魔法使いだ。魔法の扱いに長けた種族の悪魔の父と人間の母の間に生まれた子だ(彼女は大人です)彼女は不死身でどんな傷でも一瞬で回復する。黒い長ズボンと半袖の服の上からマントを着ている。左の方でブローチで留めてある。そのブローチは赤くて円く、黄色のふちどりがされていてドラゴンの頭の黒いシルエットがある。ただのブローチではなく彼女の魔法の腕の階級を示している。彼女の階級はドラゴンで最高位だ。(魔法使いはたくさんいるので一つの階級に一人だけという事はありません)つまりかなり凄腕の魔法使いという事になる。ちなみに年齢は途方もないで不明だが約5000歳という説が有力だ。
 「少し前に知り合った増田由紀って言う人間の事なんだ。何か魔力のような物を感じた。」
ガルムが言った。
「魔力?人間に?」
「ああ、だから不思議に思ったのさ。とても強い魔力だ。彼女・・・あいつ女なんだけど、は全く何も知らないようだったけど。人間でも魔力感じたりするののか?」
「ごくまれに、特殊能力を持つ人間が居たりするの。でも、弱いんならともかく強い魔力を感じた例なんて聞いた事ないわ。そんな人間自体いないに等しい位少ないけど。」
由紀は一体。
<解説>
おー!遂に不死身の魔法使い、サイラリンデ登場!。

夜景

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これは夜景です。(だから見ればわかるって・・・)虹と同じく父の同窓会の時に撮りました。その日の晩に泊まったホテルの窓から撮りました。エラちゃんは明るいのが好きなのでこれにしました。

※今日のお話※
 ガルムの旅 第四話一匹狼
第四段です。どんなお話かな♪。
 出発は今日中なら延ばせるという事で日曜日私はガルムと公園へ行った。学校の同級生の男子がいた。赤音と美紀も。
「由紀か、そいつは彼氏か?」
さっそくからかってきた。私の学校は人数が少なく全校生徒約50人しかいない。みんな幼なじみだ。全校みんながお互いの事を知っている。私の住んでいる村は田舎だからだ。
「うるさいなあ。ほっといてよお。」
私は言い返した。遊んでいた小学生が遊びをやめて注目している。美紀と赤音も私とガルムのそばにいた。
「つーか、お前誰だよ。」
「ガルムだ。」
ポケットに手を入れ無表情のまま彼は短く返事をした。別に怒っている訳でもなさそうだ。
「何者だよ。」
「旅人だ。」
「はあ?」
「だから旅人だって言ってるだろ。」
ガルムは落ち着いた口調で言った。
「そんなに質問攻めにすることもありませんよ。」
「うるせえ!お前は黙ってろ!」
控えめであまり勝気じゃない美紀を男子はあっさり黙らせてしまった。美紀はまたか、と少し落ち込んだ顔をしている。(いつも美紀はこういう風になる事が多い)
「お前らの方こそ黙れよ。」
すかさず強い性格の赤音が言い返した。
「なんだとオラア!」
「もうよせ。」
殴りかからんばかりの彼らと赤音をガルムは制した。やはり言い方は静かで冷静だ。
「なんだよガルムとか変な名前だな。絶対偽名だし。」
「本名名乗れよ。」
「俺の名前はガルムだ。他にどう名乗ればいいんだ。」
周りの小学生(1~3年位?)はひそひそと何か話したりもしていた。それに気づいた男子(全部で3人)は小学生達が自分たちに注目している事に気が付いたらしく
「俺たちは見せ物じゃねえよ!あっちいけ!」
と追い払おうとした。小学生たちは後ろの方に下がった。
「もうやめろって。」
困った様子のガルムが言った。どうやらガルムは集団にまじったりするのが苦手らしい。
「かっこつけて一匹狼面した奴がよ。」
彼らでさえガルムが一匹狼だと感じたらしい。態度などを見ていると誰でも分かるのだろうか。いつも無表情で滅多に猛烈に怒ったりしない。(ケストが居る時は別)集団の中にいても誰とも会話せず、すみの方でじっとしている。
「なんで一匹狼面してんだよ。」
ガルムはゆっくりと視線を上げた。そして「一匹狼」と言った奴の目をじっと見た。にらみつけている。ケストを見る目とは違うと思う。その眼は、いや、彼自体がまるで敵を警戒する狼のようだった。男子たちは恐ろしい眼でにらまれてさすがにびっくりしていた。
「何だよ?」
当惑した様子で彼らは聞いた。しかし、ガルムの表情は鋭くにらんだまま変わらない。
「そんな目で見るなよ。」
ガルムは黙ったままにらんでいた。ピクリともしない。とうとう恐ろしくなって彼らは逃げて行った。そりゃあ、誰でも逃げたくなるだろう。
「ガルム?大丈夫?」
私は聞いた。
「ああ。」
「今の目何?」
赤音の問いに彼は答えなかった。
 
 公園にも居辛いのでそのまま4人で帰ってしまった。
「そろそろ行くか。」
そう言いながらガルムは荷物をかついだ。
「行くの?」
「ああ。いろいろと世話になったな。」
「また逢える?」
さみしそうに言う私にガルムは答えた。
「近いうちにまた顔を合わせるさ。」
そう言ってガルムは微笑んだ。彼のこんな顔を見たの初めてだったので少し驚いたがすぐに微笑み返した。
「じゃあな。」
彼は黄金色の夕焼け空の下を歩いていった。
「由紀ちゃんやっぱりガルム君がいなくなるのが寂しいんですね。」
美紀が言った。その通りだった。
 その夜ガルムは毛布にくるまって考えた。自分は由紀のことを好ましく思っているのだろうか?。そして、由紀に感じた妙な力のことを。彼女は人間のはずなのになにか魔力のような物を感じた。闇の世界の生き物の血は流れてないはずなのにそんな物感じたりはしないはずだ。彼女が一体どれほどの存在だというのだろうか。それにしても、明日はどこへ行こうか。
<解説>
喧嘩の話ですがガルム君の一匹狼ぶりや登場人物の性格などをかきたかったのです。

愛おしい文鳥たち

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この愛する文鳥たちを永久に失うまいと思うことがしばしばあります。死は誰にでも、何にでも来ますが。

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<解説>
飾ってある写真に写ってる文鳥は故鳥の文ちゃんです(T T)。