●いも祭りと大縄跳び
この日は朝から村民との交流イベントである「いも祭り」に参加する。 これは村で毎年行われている、 地域活性の為のお祭りである。学生は「いも団子」を販売す る。これはホームページでレシピを募集して、その中から選ばれたモノを 村の方に作っていただいたのだ。餅米にいもを混ぜたものを、焼いて、 ソースor特製みそをぬって食べるものである。
みんなで失敗作と偽って、自分達でこっそり食べ、それを繰り返す。200円
なのでとにかく売れる。1時までには完売する。その後他のブースへ手伝いに行
く。
そこにはマレーシアの留学生があげ餃子のようなものを販売していたので手伝い
に行く。留学生「符」さんに具の包み方を教えて貰う。しかし、筆者は
さっぱりうまくできない。
マレーシアには嫁にいけない・・・
3時頃になぜか私たちは「大縄とび」にエントリーしており、12人で飛
ぶこととなる。対抗チームは50回とんだ記録を持つ、強者チーム。私ら勝てるんか?
しかも、本番直前に、参加人数が足りないことが発覚。取材に来てい
たインターネットアスキーの人もまきこみ、一緒に飛ぶこととなる。
大縄跳びは年を取った私たちには予想以上にハードだった。もう、息もたえだえ。
「大きく、縄をまわせー!」と小向さん(村の人)はかなり本気だ。飛ばねば!
司会のお姉さんの痛烈なコメントが入る!
漫画家じゃない!アスキーの人だ!この状態でカメラをもって大縄跳びをするなー!
前から2番目で飛んでいた私は、腰が砕けそうになるが歯を食いしばって飛ぶ。結果
として11回飛び、準優勝である。年甲斐もなく頑張った!へろへろになりながら草む
らにしゃがみ込む私
たち。しかし、なお、はきそうな顔でアスキーの人はカメラを回す。さすがプロ。
●パソコンお助け隊始まる
この日から「パソコンお助け隊」が始まる。私は八木氏、伊東氏(関東の学生)と 一緒に村の吉田邸へ訪 問する。ちなみにたまたま取材陣と同行する。チューリップテレビ、北日本新聞、 インターネットアスキーと一緒になる。 ちなみに私のパソコンお助けレベルは限りなく低い。表計算ソフトやワープロなどの アプリケーションソフトの 使用方法を知ってはいても、インストール、ppp接続などはお手上げ。 お助けされたいのは私なのである。ほとんど出る幕無し。
パソコンお助け隊は、まだ箱から出していないパソコンを組み立て、設定したり、 使い方を教えるという目的のモノだが、楽 しみ方を教えるというのも大きな部分である。パソコンをもっと身近なモノにしなければ 情報化は進まず、そのためには楽しむことが一番であるからだ。
お助け隊メンバーには技術力のある 人とないひとの2人で一組だ。私は後者に属するが、後者の役割は一種のコミュ ニケーションに役立つ人であると思う。例えば、年輩の方は、子供と同じくらい の若者にパソコンを教えて貰うという事に抵抗があると思う。でも、技術力のない人が 「分からない」と言う旨の質問を、技術力のある人に投げかければ、村の方も何かしら安心感がある だろう。その辺の心理的なお助けの役割を果たすと思う。
今回は自分で接続をすると言う点に重きをおいて、ローマ字入力に苦労す る吉田さんの手伝いをあまりせず、ほとんど自分でやっていただいた。結構疲 れているようだった。 この先パソコンをつかっていてトラブルは多いと思う。人に聞くのはかまわないが、 全てやって貰うという態度ではパソコンを使いこなせるようにはならない。 だからこそ自分でやるということに意味はあると思う。しかし、しんどいばっかり で面白さを伝えることが出来なかったら、結局パソコンを使うようにはならないだ ろう。楽しみ方を伝えた方が良かったのではないかと今更思う。
写真提供:インターネットアスキー 97