7月25日から7月26日まで


8/25

●山田村に行く

今日はふれあい祭の準備日。貧乏なために夜行電車で富山へ向かう。貧乏がにくい。 朝の4時半ごろに富山につく。山田村へのバスはまだなく、待合室で寝て、 始発のバスで山田村へ行く。そして情報センターに行き、市役所の方に挨拶をする。
速攻、ふれあい祭のパンフレット印刷作業に移りたいところだが、 まだ未完成である。
持田さん(関西の学生)がパワーポイント(プレゼンテーション用ソフト) でパンフレットの仕上げにかかるつもりだったが、
「パワーポイントがないぞ!これ!!」
「原稿が届いてないー!」
「どうやってつくるのよ!」
「うわっ!誤植だらけ!!」
「プリンターとつながってないぞ、パソコンが!」
「どうすんのー!」

でだし絶不調である!

富山市でソフトを購入し、私も手伝うためにパワーポイントをインストール (ソフトを使えるようにする)するが、途中で意識がとぶ。 インストールしながら寝てしまった・・・
おきた頃にはパンフの原稿は出来ていた。
 よく考えれば、市役所にあがりこみ、役員さんにパンフレットの作成を手伝ってもらい、コピーも自 由にさせて貰えると言うのは、珍しいことでは?

かつら寮(ここで、ふれあい祭の参加メンバーは寝泊まりする)の掃除当番の割 り振り、部屋の割り振り、パソコンのセット、食事当番、など、生活的なことの 取り決めをしていく。まだメンバーはほとんど来ていない。

8/26

●オープニングイベント始まる

この日から「電脳村ふれあい祭」は始まる。14:00からオープニングイベン トがはじまる。オープニングイベント参加者は村民、サポートグループ(ふれあい祭 を援助するNGO)や、学生で、全部で60〜70名ほどか?
司会は千澤さん(村の方)で、村長の挨拶、村民代表の挨拶(谷上さん)、 学生代表の挨拶(天野さん)などで着々と進んでいく。 「山田村が情報化のふるさとになるようイベントを成功させたい。」 と抱負をかたる天野さん。
しかし突如、ステージの上でだまりこみ、そしてこう言った

「ぼくは悪い子なので、カンニングペーパーを使います。」

・・・・・・村の人には大好評の挨拶だった。

●そしていも祭り前夜祭と花火

  その後16:00から「いも祭り前夜祭」だ。これは山田村の地域振興のための お祭り「いも祭り」のプレイベントである。この日はライブを演奏していた。 そこにはかなりいろいろな人が集まっていて、出店もある。安い! おいしい!ここはじゃがいもが特産であるので、「じゃがベー」「筋煮込み」 など、じゃがいもが使われる料理が多い。無論おいしい。
くらくなり、それぞれ 集まって、飲んだり話したり、暗やみに消えたりし始める。岩杉さん(情報センターの人)、小向さん 等、村の人がじゃんじゃんおごってくれる。この村は実にお酒をよく飲む。 一口飲むと間髪入れずにお酒をつがれ、これが半永久的に繰り返される。

 祭りもたけなわになった頃、自分の頭の真上で花火があがった。
花火の残り火が炭になって散ってくる。
これだけ近い位置で花火を見るのは初めて。かなり感激する。例年より数多 く花火はあがったそうだ。村の人のささやかな好意に感謝する。

  ところでこのころ、パソコンお助け隊の準備のために寮に残っている人たち がいた。申し訳ないので、土産を買っていこうと思い、役所の岩杉さんに焼きそばと焼 き鳥を買って貰っていたら、みんなに置いて行かれた(涙)
むっちゃんに寮まで送ってもらったのだが、居残りをしていた人に土産を手渡す 頃には、焼きそばはぐちゃぐちゃになっていた。 居残り組におみやげを手渡した。それをみるやいなや、居残り組はこう言った。

「これはゴミ・・・?」

私のげんこつは堅く握りしめられた。


写真提供:インターネットアスキー 97