2006年7月アーカイブ

まずはキャラクター紹介

メインキャラクター
増田由紀(ますだゆき)
名前の由来 増田はそういう姓をどこかで見たことがあるから。由紀は雪から。
年齢 十四か十五歳くらい。
設定 人間の少女だが風使い。運命の風使い。小学校の中学年位の時に自分の風を起こせる特殊な能力に気づいた。命を狙われ周りの人を巻き添いにしない為に失踪した。昔失踪した父とビブロストと暮らしている。どこにでもいそうな中学生だが故郷や大切な人と別れる事を決意するあたりを見ると強さも持っているようだ。

ガルム
名前の由来 北欧神話の冥界の番犬の名前。恐れという意味があるらしい。
年齢 十四か十五歳くらい。
設定 半魔狼の少年。風使いを助ける魔狼。シグの幼馴染み。レンジャー第四隊員。北方魔狼族の族長の父と人間の母を持つ。族長の座を狙った叔父に家族、親戚を殺され氏族の元を離れた。ややぶっきらぼうなところがある。光弾使い。

コルビ
名前の由来 ラテン語でカラスという意味。確か複数形だったような気がする。(自信がない)
年齢 5149歳。
設定 年をくっているが体は若い妙齢の美しい女性。青ざめたように白い肌をしていて額には紅い石がある。恐らく超人族の血をひくと思われるが疑わしい。謎に包まれた過去を持つ。レンジャー第四隊指揮官。闇の魔術師でグレーの光を出して攻撃または防御したり飛行したりカラスに変身したり(大きさは本人の意志で自由に変えられる)ヒーリングしたりといろんな事ができる。オリバートの喫茶店ではガルムも言っているように怪しい雰囲気で陰気と言われる事もあるらしいが感情を表に出さないだけのようにも思える。実は優しい所もある。(泣いている由紀の背中をさするなど)呼び名はカラス。

シグ
名前の由来 元々はシアという名前になる予定だったが発音しにくい気もしたのでシグにした。意味は特になし。
年齢 十四か十五歳くらい。
設定 レンジャー第四隊員。火の悪魔の父と人間の母の娘でリリという姉がいる。ガルムの幼馴染み。生まれた国が火の悪魔によって滅ぼされ姉とともに北方魔狼族の元にやってきた。ガルムの叔父に姉を殺され更に襲いかかられて北方魔狼族の元を離れた。炎使い。背中に大きなコウモリのような翼があり先が矢印のようになった尻尾も生えていて飛ぶことができる。からかいや冷やかしをよく言い、明るい性格。

ファルコン
名前の由来 英語で隼と言う意味。(多分)
年齢 十五か十六歳くらい。
設定 隼族の少年。生まれた国が大規模な噴火にのみこまれた。その国の王子様。テレポーター。隼の頭と足、紫色の羽を持つ。馬術、剣術に長ける。キールという愛馬で旅をする。性格は穏やかな好青年のような感じ。レンジャー第四隊員。

その他のキャラクター

レンジャーの大ボス
まだ登場していないのでレンジャーの大ボスだということ以外分からない。

由紀の母
年齢 中年。
設定 イラストレーター。由紀の母親。由紀と二人暮らしだったが由紀が失踪してからは恐らく一人暮らし。

霧島美紀(きりしまみき)
名前の由来 聞いたことのある名前をたまたま思いついた。
年齢 14歳か15歳。
設定 由紀の同級生で親友。言葉遣いがとても丁寧。

山崎赤音(やまざきあかね)
名前の由来 知合いの名前を寄せ集めた。
年齢 14歳か15歳。
設定 由紀の同級生で親友。

沙月(さつき)
名前の由来 5月。
年齢 14歳か15歳。
設定 由紀の同級生。

周(しゅう)
名前の由来 どっかで聞いたことがある名前だから。
年齢 14か15歳。
設定 由紀の同級生。涼、健太と仲がいい。

涼(りょう)
名前の由来 どっかで聞いたことがある名前だから。
年齢 14か15歳。
設定 由紀の同級生。周、健太と仲がいい。

健太(けんた)
名前の由来 よくある名前。
年齢 14か15歳。
設定 由紀の同級生。周、涼と仲がいい。

長(おさ)
名前の由来 特になし。
年齢 三十代程。
設定 ビブロストの長。

オリバート
名前の由来 オリファントをオリバートと聞き間違えた。
年齢 不明。(多分中年と思われる)
設定 ビブロストの喫茶店の店長。

エイヴァン
名前の由来 聞いたことのある名前だから。
年齢 不明。
設定 ガルムの父親で北方魔狼族の族長。ガルムが十歳の時に族長の地位を狙った弟のインフェルノに噛み殺された。

インフェルノ
名前の由来 地獄と言う意味。(多分)
年齢 不明。
設定 ガルムの叔父。エイヴァンの弟。ガルムが十歳の頃族長の地位を狙ってガルムとガルムの母を除いて親戚を全て噛み殺した。

ガルムの母
年齢 不明。(中年と思われる)
設定 人間。ガルムの母親。インフェルノが夫であるエイヴァンおよび親戚を殺した時に自殺した。

リリ
名前の由来 特になし。
年齢 不明。シグよりは年上だった。
設定 シグの姉。インフェルノに噛み殺された。

ケスト
名前の由来 どっかで聞いた事がある。
年齢 不明
設定 新聞やテレビでは鳶の斬殺鬼と呼ばれていて正体はよくわからないが噂によると邪神らしい。鳶に変身することができる。人間界を滅ぼすのは彼だと言われている。


用語解説

地名

星山村(ほしやまむら)
人間界にある人口の少ない村。由紀の故郷。馬の村と言われている。

ビブロスト
人間界にあるが人間界に住む人間のほとんどはその存在を知らず、足を踏み入れる事もない。人間界と魔界を行き来するのにはビブロストはなくてはならない場所。ワープホールと呼ばれる人間界と魔界をつなぐ出入口がここにしかないと言われているからだ。ビブロストという名前は北欧神話で人間界と天界をつなぐ虹の事をビブロストと呼ぶ。

人間界
主に人間が住む場所。そこに人間以外の特殊能力を持つ者はほとんど住んでおらず、住んでいても正体がばれないようにするか、人目につかないように暮らしている。

魔界
人間も住んでいるがそれ以外の妖怪や悪魔などいろいろな種族が住む場所。

光の世界
人間、超人族、天使、その他の善良な者が住む場所。と言っても、堕落した者も中にはいる。

闇の世界
悪魔、凶暴な類の妖怪など邪悪な生き物が住む場所。闇の世界の生き物は闇の世界の外には出れないが、誤って闇の世界に入り込んだ者などをとり入れたりした場合は別。

特殊能力関連の用語

光の魔術師
光の力の魔術を操る魔術師。正義の対象とされ、邪悪さとはあまり縁がない。

闇の魔術師
闇の力の魔術を操る魔術師。悪の対象とされ、邪悪な力といわれている。

光弾使い(こうだんつかい)
光の弾を出し、操る者を指す。この光の弾は破壊力がある。

炎使い(ほのおつかい)
炎を出し、操る者の事を指す。

種族

人間
これは説明しなくてもわかるな。人間界、光の世界に住んでいる。

魔狼
普通の狼とは異なり体が大きく、人間の姿になることもできる。ただし、人間の姿をしていても狼のような尻尾が生えているのでそれで見分けがつく。人間の中に一緒にいても違和感はないだろう。

悪魔
説明しなくてもわかるけどいろんな種類の悪魔がいる。基本的に闇の世界にいるけど光の世界にもいる。

天使
説明しなくてもわかる。光の世界に住んでいる。

超人族
文字通り超人みたいな人達。背が高くて外見はとても美しく肉体的にも精神的にも人間より遥かにたくましい。野生動物よりも優れた五感と第六感を持つ。不老不死の命を持つが誰かに殺されたり自殺したりした場合は別。(とにかく美形な人達と言ったところだ)

作者エラノールからの言葉
あー疲れた。多分これで以上だと思うよ。ところでまだ登場していないキャラクターがいるし明らかになっていない事もまだあります。まだまだ未熟な作品ですが読んでいただけると嬉しいです。よくわからないお話「旅人達の日常」をかいてみました。興味のある方は読んでみてください。

★旅人達の日常★
エラ ねえーみんなー、今ストーリー考えてたんだけど・・・あれ?コルビは?さっきまで瞑想してたじゃん。
ガルム 彼氏とデートだとかなんとか言って有頂天になってたぜ。
シグ 有頂天なんてあの人にぜんぜん似合ってなかったけど芝居だったのかなあ。コルビの笑顔なんて滅多に見ないけどさっきは例外だった・・・あ、そこにいた。
コルビ ♪ー♪〜♪〜♪ー(←満面の笑み)
ガルム いっつも無表情の奴がキモいぞ。
エラ わかったからもう。で、この話のストーリーなんだけどここに書いたとおりだからちゃんとやってね。そんなに難しくないと思うけど。
コルビ もうやってるわよー?これでいいのお?
由紀 なんか変だなあ。なにが変なんだと思う?
ガルム そいつが有頂天になって満面の笑みなのが変なのに決まってるだろうが!
コルビ ひどーい。
シグ 誰かこいつを止めろ!
ファルコン 彼氏を連れてきたら?
エラ そんな事したらどうなるかわらないよ。
由紀 その彼氏から急用ができたから会えなくなったって電話が今あったよコルビ。
コルビ △■※×◎■☆◯○
由紀 あれ?壊れちゃった。どうしよう、頭叩いたら治るかな?
ガルム お前は呑気だな、由紀。
由紀 頭叩いたら治ると思う?
シグ 治らないに一票。
コルビ ーーー〜〜ーー0〜0
ファルコン 無茶苦茶だよエラノール。これどういう意味?
エラ 要は壊れちゃったってこと。仕方ないから病院に連れて行こう。縛り上げるの手伝って。
せっせと縛り上げる一同。
コルビ 何して遊ぶのお?ねーねー。
エラ 一緒に病院行こうね。お願いだからいい子にしてるんだよ。
コルビ やだー。病院嫌いなのに。
シグ ・・・気持ち悪い。
コルビ やだあ、放してよお、病院やだー、えーん。
由紀 吐いてきていい?
ガルム 行ってこいよ。
解説 どういう訳か壊れてしまったコルビは精神病院にしばらく入院したらしいです。重傷だったらしく治るのに大分かかりました。ちゃんちゃん。
エラ はーいお疲れー。
コルビ なんで私がこんな事しなきゃいけないのよ?
エラ 一本つけるから。
コルビ それならいいわ。
シグ なんかマジで吐きそうになったんだけど・・・って、酒飲むのに夢中で聞いてないじゃん。
由紀 そのセリフは聞いてない方がいいと思うよ。疲れたから寝よう。
<解説>
よくわからない話でしたね、はい。本編ではまだ語られていませんがコルビはお酒が大好きなんです。

あじさい

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blog86
皆様、超お久しぶりです。(サボりすぎ)見ての通り雨に濡れた紫陽花です。そしてエラノールも雨に濡れました。

旅人放浪記 第十五話戦闘

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 コルビは森の中にいる何かを追いかけて走っていた。その速度はとにかく速い。途中で立ち止まり辺りを見回した。そしてある一点を睨んだ。
「ははは・・・・ご苦労さん。君もこりないねえ。」
聞き覚えのある不気味な男の声。コルビの前に茶髪で素晴らしい美貌を持ち上品な服を着た不気味な冷笑を浮かべる若い男が現れた。
「ケスト・・・」
コルビが呟いた。前は真っ黒だった目は今は紫と言っていい。
「いくら君が第四隊指揮官でも俺は止められんぞ・・・分かって後を追っかけてきたのか、呆れるよ・・・」
ケストが呟くように言う。
「メトルイ アルカメン サラクス」
コルビが呪文を唱えながら片手を上げて振り下ろすとむちのようなグレーの光がケストに襲いかかったが、ケストの目の前に来たところで消えた。ケストは大きな岩を魔法で浮遊させて投げつけたがコルビはそれを魔法ですり抜けてケストに向かって飛行しながら手できるような仕草をした。ケストはバックステップでよけた。後ろの木が一本切り倒されただけだった。
 ケストは空中にいるコルビに向かって紫の光を何個も投げつけ、コルビは右へ左へよけたりグレーの光で防いだりした。グレーの光が一発ケストに当たったがケストは少しひるんだだけであまり効果はなかった。コルビは舌打ちして体の前で腕を交差させて開くと横長のグレーの光がケストめがけて飛んでいった。それはケストの胴体をすっぽり包み込んで身動きをできなくしたががケストの抵抗のせいでそれはすぐに壊れてしまった。
 この戦闘は一瞬の早業だった。魔術というのは扱いにくいものでこれだけ素早くしようと思うと腕がたたないとまず無理だ。ケストは急に突撃した。コルビは素早く横の方に移動しながら片手を外側に振ってグレーの光を投げたがやはり目が紫のケストにもたらす効果は少ない。コルビは両手でグレーの光線を出しケストは紫の光線を出した。両方の光線がぶつかり合い互いに押し合ったがこれでは勝負がつかないと悟り光線を出すのをやめた。ケストはめくらましの光を出しその光がおさまった頃には姿を消していた。
 コルビは尖った石の欠片を拾って握りしめた。血がにじんだがその傷は一瞬で治った。コルビはその様子をじっと見つめた。不死身のわが身を確かめるように。
 戦場後と化した森には一人の旅人だけが残された。
<解説>
彼女は不死身なのです。どうにかしてケストを止めようとしますが彼は日々強くなっていってるので時が経てば経つ程それは難しくなっていくわけです。