2007年12月アーカイブ

山田中学校 喫煙防止教室

| コメント(1)

今回で6回目になる地元の中学校の教室は趣向を変えてタバコに関する実験を行った。タバコの煙によるビタミンCの変化である。全校生徒を理科室に集め、理科や養護の先生に実験に取り組んで頂く。 実験にはビタミンCの定量の定番試薬である 2,6-dichloroindophenol sodium salt (DCIP) を使用する。原理はこちらなどを参照されたい。 

DCIP.JPG

0.01 % DCIP 溶液を用意し(水道水溶液で十分) 2 ml づつ分注する。またビタミンCの検体としてレモンを搾り 1 ml づつ 500 ml PETボトルに分注する。

SMOKE.JPG

タバコの煙を浣腸器に採取してPETボトルに注入する。PETボトルもう一本を空気のまま対照としてとっておく。煙ボトルと空気ボトルの双方を5分程度よく攪拌する。

TITRATION.JPG

双方のボトルからレモン汁を回収し滴定開始。煙ボトル群はタールで汁が黄染している。写真左が煙ボトル検体、右が対照で同時に滴定。対照の検体が先に試薬を還元した(透明になった)。

結果(試薬還元に要したレモン汁敵数)

グループ
  対照 
タバコ煙
 先生  12  15 
 1  11  16
 2  13  16
 3  14  16
 4  12  17
 5  12  15
 6  13  14
 7
 12  15
 8  14  17

  すべての実験グループでタバコ煙処理群にて滴定に要するレモン汁が多くなり、タバコ煙にてビタミンCが破壊されることを証明する結果となった。

 

LECTURE.JPG

タバコとビタミンCなどにつき少しお話。

 実験の出典は少年写真新聞社「たばこは全身病」だがもう廃刊らしい。原法ではレモンの輪切りをタバコ煙でいぶしているが、時間がかかりそうでまた部屋中に煙が充満しそうなので上記のようにPETボトルに煙をためる方法をとった。この本や実験法につき船峅小学校の高島先生にご教授頂きました。この場を借りて深謝致します。

このアーカイブについて

このページには、2007年12月に書かれた記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2007年11月です。

次のアーカイブは2008年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ