CDの黄昏

だいぶ昔に買ったワーグナーの指輪のCD全集。全曲総計CD15枚に加え、解説付きライトモチーフCD3枚組。分厚い解説には台本全部(ドイツ語)とその日本語訳も載っている。ライトモチーフの楽譜の小冊子まで付いている。

先般より当家CDのライブラリー化(つまり ripping ですね)を思い立ち、この全集にとりかかると…

なんと緩衝材のスポンジが、溶けてCDに癒着しているではありませんか!

剥がすというかむしり取っても盤面はこのような状態。幸いレーベル面ですけど。ディスクによってはドライブで読み取ろうとするとブーンと猛烈にうなる。重心が偏心しているのだ!

幸い読み取りは全部成功しましたが、一応エラー終了しなかったというだけでCD18枚分を全部注意深く聞きなおしたりしたわけではありません。
CDの発売は1982年からでしょうか。この全集は1985年とあり、極初期の製品ですでに25年!経過しています。もう4半世紀ですよ。CDというか光ディスクの寿命は半永久と思われがちですが、記録面は薄いアルミ蒸着膜で案外もろいかもしれない。外皮はポリカーボネートですが、こんな癒着のトラブルがありました。皆さんも大事なCDはさっさとアーカイブしてしまいましょう。

コメント

  1. eresse より:

    作業ご苦労様です。80年代初期のCDも結構あるので
    早いうちにライブラリー化しないとダメですね。

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