LAN 2枚挿しの仮想PC

要するに当家のサーバーの仮想化である。サーバーはCF2枚を RAID1 としたのでとりあえずディスクトラ ブルの心配は遠のいたのだが、本体の方がトラブったらどうしよう。心配しだすときりがない。8年使った DELL のデ スクトップがとうとう起動しなくなって、この夏今度はHPを新調したところだった。メモリなどリソースに余裕もできたことだし、非常時に備えこのHPデスクトップにもサーバーのクローンを仮想化して入れ ておくことを思いたった。

当家のサーバーはLANカードを2枚持ち、このようにサーバーの他ルーターとしても機能している(実際にはLAN側に無線アクセスポイントもブリッヂしている)。
サーバーがダウンした場合

新しいデスクトップにLANカードを追加し、このように仮想OSにサーバーをさせようという目論見だ。ホストのデスクトップは Vista Home Premium。図では表現しきれないが、eth0 はゲストOSに占有させる。eth0 は DHCP client である。物理 eth1 はホストとゲストの共有である(同じサブネットの異なるIP)。

それが案外、一筋縄でいかなかった。

仮想PC環境だが、まずは VMware Player を試した。ところがネットワークの設定がうまくいかない。vmnetcfg.exe を起動してみても巷の情報のように VMware の仮想ネットワークインターフェイスにホストの特定の物理デバイスを割り当てることができないのである。VMware Server も 同じであった。

次に試したのが Virtual PC 2007。これは良い。VMware Player と違って完結した環境で新規仮想マシンを作れる。ネットワークの物理デバイス割り当ても一発だった。しかーーし。なんとUSBに対応していないのである。CFなど物理メディアで実機と行ったり来たりしたい私には耐え難いことです。因みに Virtual PC は Home Premium に正式に対応しておらず(でも一応動いた)またホストに Linux OS はこれまた正式に対応していません。グラフィックなデスクトップはまずだめでしょう。

その次に試したのが VirtualBox。これも良い。楽に新規仮想マシンを作れる。しかーーーーし!VMware も Virutual PC も、ネットワークはプロトコールを物理デバイスにバインドすることでブリッヂやNATを実現している。それに対し、VirtualBox はゲストの TUN/TAP デバイスをホストの方で物理デバイスとブリッヂする。Windows OS は、ブリッヂを一つしか作れないのである!!つまり仮想PCにLANはひとつだけ。

幸いNHCという大変有難いソフトのお陰でディスクイメージは相互変換できるので、一時は稼動は Virtual PC、ディスク書き出しは VM ware Player という苦肉の策も考えたのだが… VMware の virtual network editor が使えないのはどうしても納得がいかない。いや、もしかして… とうとう VMware Workstation に手を出してしまいました。いや、大枚はたかなくとも評価版があるんです。30日の時限爆弾を抱えた。そしたらやっぱすんなりじゃないですか。

これが欲しかったんですよ、これがあ。この virtual network editor の件、結局有償製品との差別化だったんですね。越後屋よ、お主も悪よのお。いや違った、タダで済まそうとする私が悪いんです。

コメント

  1. eresse より:

    何だか解りませんが頑張ってください・・・

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